どうでもいいこと

あなたにとってはどうでもいいこと。

5月半ば

夜の予定をドタキャンされた。


胸がざわざわする。
昼間の仕事を終え、待ち合わせの場所に既に向かっていた道中の事だった。

 

額の汗を拭い、ドタキャンを埋め合わせるようにふらふらと本屋に入る。

2時間程、店内をうろうろする。
今日は、買うつもりのなかった本を3千円分購入。

我慢して、3千円。

厳選して、3千円。

 

少しだけ重たくなった鞄にわくわくしながら店を後にし、

少しだけ気温と明度が下がった街を自転車で帰路につく。


活字と音楽がイチニチの摂取量を超えていたので、

ただ ぼーっと自転車を漕ぎながら誰もいない家に帰る。

 

 

がちゃがちゃ

きこきこ


自分の自転車はこんな音を出していたのだと、初めて気が付いた。

 

ざわざわ

ふらふら

うろうろ

わくわく

がちゃがちゃ

きこきこ

昼と夜

春と夏

 

全部ごちゃまぜ。