どうでもいいこと

あなたにとってはどうでもいいこと。

頭の中にぐるぐると浮かぶ考えが

 

上手く言葉に変換できず

 

口と喉の境目で

 

息ごと詰まる

 

やっと放った歯切れの悪すぎる言葉は

 

ただの音にしかならず

 

後味悪く、空気を淀ませる

 

そうしていくうちに

 

伝えることを諦めてしまうんだ

 

 

目の前には影なのか穴なのか分からない

 

人型の黒い輪郭があって

 

それは僕を急かすように

 

ただ じっと

 

僕を見つめる

 

 

君は誰?