2024-01-01から1年間の記事一覧
子供は希望だ。 色んなことが渦巻いているが、 負けずに 腐らず 元気に育って欲しい。 私のまわりの人や生きものたちが 健やかなる日々を送れるように、 静かにゆっくりと歌っていたい。 今年も色々ありがとうございました。
まだ5mlほど残っている。 もう5mlしか残っていない。 その5mlがとてつもなく甘いことを 知ってしまっているから、 諦め切れないでいる。 ゆっくり じっくり 時を待つ。 焦らず 冷静に タイミングを見計らう。 たった5mlをシンクに流す その時を。
タバコを覚えた。 お酒を飲む量も増えた。 初めましての人との話し方も覚えた。 ギャンブルと薬は 今の所 やらなくて良いかなと思っている。 勉強の仕方は 昔から分からない。 というか、怠けグセは直っていない。 未だに 自分のことは好きになれない。 “死…
足元からコポコポと湧き出る水脈 生温かい感触がジワジワと 僕の体温を上げる いつからか僕のものだった 使い古したビニール傘越しに見る輪郭は 僕だったか、君だったか 人の目を盗んで撮った写真 君の目を盗んで見た横顔 ひとつ、ひとつ繋がって滑り落ちる…
ごめんなさい こんな私が息をしていて どこか知らない場所で 泣くヒマさえ与えてもらえず 小さな子が暴力によって 冷たく さみしく 消えてゆく 出来ることなら変わってあげたい 心からみなの幸せを願うのは偽善ですか 嘘だと笑われますか 本当にただ それだ…
世田谷ピンポンズの「実家」を読んで、 タバコを吸って コバエの浮いた冷めきったコーヒーを飲む。 気にならないと言えば 嘘になるが、 飲めないこともない。 虫や 小動物が この街で共存していることを 私は知っている。 熱いコーヒーに落ちてしまったハエ…
結局死ぬ時はひとりなんだけども 死ななくてもひとりなんだけども ちょこっと気づいたことがあって なんでこんなに死にたくなってしまうかって 話なんだけも 誰も自分のことに興味なんか無くって 所詮他人だし 傷つけ傷つけられてしまうから ひとりを選ぶ ひ…
また色んなことを思い出してしまった。 頭の中で ぐるぐる お腹の中が ぐるぐる 目の前が ぐるぐる 息が詰まる 休憩室で静かに泣く しんじゃいけない理由を 私はまだ教えてもらっていない。
夏は嫌いだ 太陽はジリジリと僕のうなじを焼く 影の色は濃く 街は彩度が高く 勢いよく色が目に突き刺さる 人も 虫も 植物も イキイキとしていて どこもかしこも“生きもの”の匂いが強くする それなのに それだから 一年も あの子の死に気が付けなかった。 自…
待ち合わせの場所へ向かう電車の中で、 会う場所を変えようという旨のメッセージが来る。 本来の場所から徒歩数分の距離だったので 問題はなかったが、 いつも会う場所とは違うことに動揺し 7月の暑さとは別で汗をかいてしまった。 そもそも約2ヶ月ぶりに会…
雨があがった 霧がはれた 用が済んだビニール傘は ぶらぶらと大きく揺れながら 足音とは違うリズムを刻む ひとりで歩いてるはずなのに 2人いるみたいだ 少しだけ湿っぽい空気の中 目が霞んで 輪郭が二重にも三重にも重なる ようやく目が明るさに慣れてきた頃…
少し前に 樹海で首をつった人の写真を見た 自分がそうなることを想像したり 今日は最悪な日だ 今日も最悪な日だ もう5月なのに寒いからかな もう5月だから
最悪な夜 こんな夜は久しぶりだ 好きだったものが好きだと感じられなくなった 夜風が気持ち悪く感じる 食べたものが胃の中でぐるぐるしている ベランダから下を覗き込む 洗濯物の山 送ろうとして取り消したメッセージ 自分の首を両手で強く絞める 硬い床 埃…
少しずつ考え方が変わってきているが 日記を読み返せば 今も昔も そんな変わっていない気もする きみと出会う前も ぼくは 同じことを考えていたんだね じぶんのことばかり考えてしまうじぶんが とても汚くて気持ちがわるい そんなぼくを どうかゆるして はや…
頭の中にぐるぐると浮かぶ考えが 上手く言葉に変換できず 口と喉の境目で 息ごと詰まる やっと放った歯切れの悪すぎる言葉は ただの音にしかならず 後味悪く、空気を淀ませる そうしていくうちに 伝えることを諦めてしまうんだ 目の前には影なのか穴なのか分…
1年前の明け方、 本気で死のうとしていた時のこと 春先、家まで土砂降りの中歩いて帰った時のこと 真夏、夜の10時ごろに川縁で待ち合わせて アイスを食べながら話をした時のこと 秋口、仕事終わりに合流して飲んだ後 終電間際に涙が出てしまった時のこと 年…
期待をしてしまっている 死のうかなって考えている 僕のことを思って死ぬことを肯定してほしい 誰も助けてなんてくれないのに 助けてなんて言えないのに 誰か助けてくれるかな なんて 全部が気持ち悪くて 吐き気がする 私は 死ぬことを悟られぬよう 死ななく…
買ったばかりの10個入りの卵パックを落としてしまった人を間近で見てしまった。 後ろから来た人がぶつかり、パックが買い物カゴごと下に落ちる。 ぶつかった人はカゴが落ちたことにすら気づかない様子で電話をしながらどんどん遠くへ歩く。 卵液が滴るパック…