2024-01-07 坐る 買ったばかりの10個入りの卵パックを落としてしまった人を間近で見てしまった。 後ろから来た人がぶつかり、パックが買い物カゴごと下に落ちる。 ぶつかった人はカゴが落ちたことにすら気づかない様子で電話をしながらどんどん遠くへ歩く。 卵液が滴るパックを持ち上げながら、背中を睨みつけるその目が忘れられない。 その出来事のせいか 冬の寒さのせいか 全身の筋肉が縮まり、 息が浅くなる。 こんなこと、誰にも言えない 誰にも“苦しい”なんて 言えない。