どうでもいいこと

あなたにとってはどうでもいいこと。

んんん

言わない

から理解されない

 

僕の苦しさは 僕だけのもので

誰かにあげたりなんかはしない

 

皆が良ければそれで良い

空気を壊すのは違う

私じゃなくてもいい

 

“本当は”

なんて言葉が出てきてしまうのは

僕が弱いからで

訓練が足りていないからで

 

 

『じゃあ僕の気持ちはどこへ行くの?』

とまた小さい泣き虫のぼくが言っている

 

 

僕の気持ちは 僕だけのもんだよ

苦しさも 悲しいも 死にたさも

 

全部 全部

僕 だけ の もん

最寄り

高速バス スタートダッシュで臓器浮き

新車の匂いに5分で酔った

 

 

従順な心は夏に置いてきた

思い出す 私 泣き虫だった

 

 

君が好きと言ったパーマあてた足で

君を振る為 喫茶にて待つ

 

 

縁日で貰ったビニール袋には

水気と空しさだけが残った

 

 

京阪で寝る彼を背に鼻を掘り

蜻蛉みたいな鼻くそ飛ばす

 

 

ベクトルが揃わぬ星を光らせて

無理やり線でつないだエゴで

 

 

考える 問う計り知る 落ち切らず 

疑る訝る 思慮深く請う

 

 

虹色に泳ぐ指紋とシルエット

光の三原色のプールで

 

 

ダンボールではなく自分の首に巻く

死に顔を気にして踏み留まる

飛蚊

何をしていても

どんな気持ちでも

誰と居ても

 

視界にチラつく

ヘルツの高い音もする

眼鏡を外したって

何処を見ていたって

ついでにお腹もぐるぐるする

 

どんなに嬉しい言葉をかけあったって

どんなに幸せな朝を一緒に迎えられたって

 

 

僕は君を幸せには出来ない

 

 

 

いっそのこと

あの暗い雨上がりの道をずっとずっと

歩いていられたら良かった

 

肩にのる重ささえも

しっとり滲む汗だって

 

ずっとずっとずっと

僕だって本当は

 

ありがとう より先に ごめんなさい

が出てくる僕には

僕には

無理なんだ

 

 

死ぬなら ひとりで。

泓酴

道端に落ちているものを見つけると悲しくなる

 

タバコと土の混じった匂いの人とすれ違うと軽トラの助手席を思い出す

 

すり足で歩幅の短い中年を見かけると心配になる

 

幸せそうな人たちを見るとどうか末永くお幸せにと思う

 

うちに帰って硬い床に寝転ぶと死んだって思える

 

 

 

言わなかった言葉たちが胃の中でぐるぐる暴れて

形を変え汚物になって口から出る

 

数時間後には

良いことも悪いことも全部忘れる

 

他人の幸せを願ったことも

自分を呪ったことも

 

残るのは ぽっつり 汚い自分だけ

壁に凭れて 静かに老いる

知らない

ナイショだよ と言ってコソコソ話をしたりする

かかとに貼った ばんそうこう

いじわるやめて と言いながらヘラヘラ笑ってみたりする

くちから出そうな しんぞう

 

嘘をつく ミエを張る 上から目線で決めつける

知らない間に きずつける

 

歯切れのわるい言葉 をポツポツ吐いて くちを噛む

おもわず吐き出す はらの中

 

気がふれる 落ちてゆく 落ちてしまいたい着地せず

知らない間に いなくなる

 

知らない 知らない 知らない

どうでもいいけど 知らんけど

知ってる 知ってる 知っている

ふりをする

 

大丈夫かもしれない

大丈夫じゃない かもしれない

無理かもしれない かもしれない

無理じゃないかも しれないかも

嫵不樣

良かれと思ってやったことが

回り回って裏目に出る。

 

本人には良かったのかもしれないが、

良くないと思う人間が いた。

 

私はその人を前に、同意することしかできなかった。

笑って話題はすぐに変わる。

 

 

 

 

私はどうすればよかったのだろうか

 

届いていない

届いていない

届けたかった

届かない

 

もう、何度目だろうか

 

 

ブチン  って 耳元で音がした

きっと私にしか 聞こえない音

 

心が折れる音

魂が腐る音

信用が溶ける音

 

張っていた気の糸が 切れる音

 

 

 

もう 届けたくない

誰の為にもならないのであれば

誰かの迷惑になるのであれば

 

 

全部 全部 全部

初めから

 

いや もう どうでもいいや

 

 

心臓の音がうるさい

頭の中がうるさい

 

自分の息だけを 静かに 聴いていたい

 

自分の息が 止まる様を

聞こえなくなるまで

 

静かに