どうでもいいこと

あなたにとってはどうでもいいこと。

飯を作る。

私は私が嫌いで

早く死ねばいいと思っている。

他人事の様に。

 

その反動か

私は皆が大好きで

末永く幸せであれと願っている。

私に出来る事はなるべく手を差し出す様に。

 

自分の希死念慮が膨れ上がる瞬間、

それと同時に

それは それは

強く 強く 願い 祈り

そのおかげで やっと床に入られるのだ。

 

最近は ずっと胃の調子が悪く

ご飯がまともに食べられない日もあるが、

そのおかげか その前からか

人に作るご飯は より一層

腕に寄りをかける。

 

そこに価値があるか ないかは

もうどうだっていい気さえする。

 

ご飯が食べられるというのは

それだけで 幸せなことなのだ。

 

腹が満たされるというのは

とても 幸せなことなのだ。

讃歌

夏の間の記憶が

無い様に感じる。

 

ずっと 雨が降っている

 

視界が悪くて 雨音に全てのみこまれる

 

それでも 一週間前に植えた種は

細く 柔らかい芽を

薄暗く 曇った空に向かって

一心不乱に伸ばしている

 

手を伸ばす様に

 

形の無い 希望を掴もうとする

僕の夢みたいに。

 

 

どうか 枯れないでおくれよ。

恒

ベランダから

マンションのでかい額縁に入った空を見て

その先の宇宙のことを考える。

 

ここ最近、

死んだらみんな宇宙に行くんじゃないかって思う。

 

気体や液体、それよりも もっともっと 小さい塵になって漂う。

そう思えたら死ぬことなんか怖くない。

 

空気もなく音もない 大丈夫もない

現実かどうかも分からない

 

そんな場所で皆の幸せをひたすらに祈っていたい。

 

 

 

 

今日は空が近い。

 

んんん

言わない

から理解されない

 

僕の苦しさは 僕だけのもので

誰かにあげたりなんかはしない

 

皆が良ければそれで良い

空気を壊すのは違う

私じゃなくてもいい

 

“本当は”

なんて言葉が出てきてしまうのは

僕が弱いからで

訓練が足りていないからで

 

 

『じゃあ僕の気持ちはどこへ行くの?』

とまた小さい泣き虫のぼくが言っている

 

 

僕の気持ちは 僕だけのもんだよ

苦しさも 悲しいも 死にたさも

 

全部 全部

僕 だけ の もん

最寄り

高速バス スタートダッシュで臓器浮き

新車の匂いに5分で酔った

 

 

従順な心は夏に置いてきた

思い出す 私 泣き虫だった

 

 

君が好きと言ったパーマあてた足で

君を振る為 喫茶にて待つ

 

 

縁日で貰ったビニール袋には

水気と空しさだけが残った

 

 

京阪で寝る彼を背に鼻を掘り

蜻蛉みたいな鼻くそ飛ばす

 

 

ベクトルが揃わぬ星を光らせて

無理やり線でつないだエゴで

 

 

考える 問う計り知る 落ち切らず 

疑る訝る 思慮深く請う

 

 

虹色に泳ぐ指紋とシルエット

光の三原色のプールで

 

 

ダンボールではなく自分の首に巻く

死に顔を気にして踏み留まる

阿呆が二人(うちひとり)

人のことをとやかく言って

『自分は何故恵まれないんだろう』なんて、

都合が良すぎやしないかい。

 

俺から言わせりゃ、

十分恵まれてると思うぜ。

 

おめぇのそういう所が

嫌いなんだよ

妹よ。

飛蚊

何をしていても

どんな気持ちでも

誰と居ても

 

視界にチラつく

ヘルツの高い音もする

眼鏡を外したって

何処を見ていたって

ついでにお腹もぐるぐるする

 

どんなに嬉しい言葉をかけあったって

どんなに幸せな朝を一緒に迎えられたって

 

 

僕は君を幸せには出来ない

 

 

 

いっそのこと

あの暗い雨上がりの道をずっとずっと

歩いていられたら良かった

 

肩にのる重ささえも

しっとり滲む汗だって

 

ずっとずっとずっと

僕だって本当は

 

ありがとう より先に ごめんなさい

が出てくる僕には

僕には

無理なんだ

 

 

死ぬなら ひとりで。