1年前の明け方、
本気で死のうとしていた時のこと
春先、家まで土砂降りの中歩いて帰った時のこと
真夏、夜の10時ごろに川縁で待ち合わせて
アイスを食べながら話をした時のこと
秋口、仕事終わりに合流して飲んだ後
終電間際に涙が出てしまった時のこと
年の暮れ、変わりない風を装って
寝る前布団の中で息を殺して泣いた時のこと
色や景色、匂い、温度、味、音
忘れることはないだろう
楽しいこと
苦しいこと
全部全部ごちゃ混ぜにして
ぐるぐるかき混ぜて
濁った絵の具の水みたいだ
生ぬるくって気持ちが悪いけれど
時々無性に浸かりたくなってしまう
そこが自分の居場所の様な気がして
汚い自分にはお似合いだね
そのまま自分も溶けて混ざって消えてしまえばいいんだ
そうしてくれると助かる