悲しいことがあったって
嬉しいことがあったって
どこか別に意識はあって
全部全部忘れてしまう
ただ息をしているだけ
眠るように死にたい
あったかくして
お腹いっぱいで
君のことを想いながら
ただ死にたいだけなんだ
悲しいことがあったって
嬉しいことがあったって
どこか別に意識はあって
全部全部忘れてしまう
ただ息をしているだけ
眠るように死にたい
あったかくして
お腹いっぱいで
君のことを想いながら
ただ死にたいだけなんだ
22年と8ヶ月を無かったことにしたい
このまま消えてなくなりたい
僅か5ミリの青緑色の棒が
汚い言葉を生む前に
人前で辱しめを受けない様に
下書きに溜まった昔の自分を客観的に見て
痛い奴だなと思う。
同時に可哀想な奴だとも思う。
ごめんよ、何も変われてない。
普段はほろ酔いひと缶でガチ酔いできるくせに
肝心な時に頼りにならない
友達と別れて寒さが増したちょうど24時間前
閉店間近の酒屋に寄って買って帰った日本酒ですら当てにならない
こんな気持ちになるぐらいなら
居酒屋の軒先にある汚い水槽で泳ぐ魚になった方がマシだ
自分の存在理由を考えてた昔の自分が
馬鹿みたいだな
って思ってた昔の自分に言ってやりたい
“馬鹿じゃなくて仕方ないそれは”
全部受け入れて噛み砕いて飲み込む
噛み砕けないのなら丸呑みでもいいや
それが大人になるってことなのでしょうか
今なら親のことちょっとはわかる気がする
親、というか人間のこと
背が伸びて視野が広がって
遠くのものまで見えるようになったけど
その分見たくないものまで見えてしまうようになった
そしたら いい具合に目が悪くなった
今度は手元しか見えなくなるんだけどね
そのうち手元も見えなくなるんだろうな
それが大人になるってことなのでしょうか
天と地がひっくり返ったり
時間が巻き戻ったりするような
そんなことが起きない限り
僕は驚かなくなってしまったんじゃないかって
思って悲しくなった
大人になるってそういうことなのか
そうだとしたら嫌だと思った
きみを綺麗なままで留めておきたいし
君が死んだら
僕は驚くのだろうか
僕が死んだら
君は驚くのだろうか
「何か一つ能力を貰えるとしたら」
そんな話を何度かした事があるね
あの時は思いつかなかったし、
どれもいまいちピンとこなかったけど、
今なら決められる
目的もはっきりと分かる
『きみの記憶からぼくに関するものを全て消したい』
大丈夫
ぼくときみの関係が消えることはないし
楽しかったことも消えることはない
紛れもない事実だ
それに、ぼくは覚えてるし
くだらない話をして笑って
お互い知らない話をして近くなって
分からない話をして考えて
あたりまえの話をして今を生きる
たったそれだけが愛おしかった
きみがどうかは知らないけれど
少なくともぼくは
もし
違う場所でまた出会った時
ぼくのことを思い出したら
その時はまた仲良くして欲しい
わがままばかりでごめんよ
ありがとう
おやすみ