どうでもいいこと

あなたにとってはどうでもいいこと。

2番目

大切な僕の言葉たちは

僕自身によって雑に扱われて

適当に足元に散らばる。

そのうち足の踏み場が無くなると

つま先で小突いたり

足の傍でずらされたり

埃や抜け落ちた髪の毛と一緒に

部屋の隅に黒く溜まっていく。

本当は大事な大事な言葉なのに。

可哀想な言葉たち。

僕なんかにつままれて。

ごめんね。

なんとなく

実家に一瞬帰った

 

私たち兄弟はもう家を出て数年

 

一人一部屋設けられた一戸建ての家

 

もと私の部屋だった場所は今や母の部屋に変わってしまい

 

片付けられないまま置いてけぼりにされた私の私物は、いつのまにかほとんど何処かへ やられてしまった

 

捨てられたのか、仕舞われたのか

 

私がこの部屋にいた形跡は、

私の中にある記憶だけ

 

 

 

もう戻ってこなくてもよいな

笑う月

向き合えない

向き合いたくないし

苦しいし

死にたい

けど死ねない

死んでいない

死ねていない

死ぬことにも向き合えない

どっちつかずで宙ぶらりん

というか、沈む

足を取られてだんだんと沈む

沈むことを受け入れて、素直に直立不動になれば良いものの、

変にもがいてジタバタするから

余計に息が上がって苦しむ

 

全部自分のせい

 

また頭と胃が痛む

僕は君の『 』を願う

どうしてもつらくなった時

君がどうしてもつらくなった時

 

僕は君のそばにいることを忘れないで

 

たとえ

違う国、違う星、違う次元にいたとしても

 

そばにいる

今も君のそばにいる

ずっと君のことをおもっているから

 

 

死にたくなったら死んでもいい

 

その時は

君のことをおもって泣くから

 

 

 

僕は

 

ひとり、

つらく苦しく

寒い夜を

君に過ごしてほしくない

 

それだけなんだ

 

 

 

 

僕のことは必要なくなったら忘れて

言われなくても多分忘れる

それでいいから

 

だから忘れないで

 

そばにいるよ

 

 

 

 

 

難しいかな

伝わるかな

 

上手く伝えられないけど

 

ひび

青信号確認せずに前に出る

周辺視野の動く人波

 

変人かそうじゃないかの境界線

耳から垂れるうどんの切れ端

 

街中で見かけるワンコのけつの穴

黒とか白とか何が正解?

 

暗がりでマニキュア落とす膝小僧

僕だけが知る君の一面

 

5割ほど読み進めたのち気付いたが

見て見ぬ振りしてページをめくる

 

赤ちゃんのつま先にいるウサちゃんと

目が合い自然と顔が綻ぶ

 

頭肩膝にぶつかり腹見せる

カメムシの足の数を数える

 

体温が二人同じと気がついた

意味なく一瞬繋いだ後に

二十数年生きてきた中で

今が一番楽しいと思える反面

夜、散歩に出歩く頻度が高くなる

 

こんな大人になると思わなかった

こんな大人になるはずじゃなかった

 

もう大人かどうかも分からない

 

 

毎年思う

 

『今年こそは死んでやる』