大切な僕の言葉たちは
僕自身によって雑に扱われて
適当に足元に散らばる。
そのうち足の踏み場が無くなると
つま先で小突いたり
足の傍でずらされたり
埃や抜け落ちた髪の毛と一緒に
部屋の隅に黒く溜まっていく。
本当は大事な大事な言葉なのに。
可哀想な言葉たち。
僕なんかにつままれて。
ごめんね。
大切な僕の言葉たちは
僕自身によって雑に扱われて
適当に足元に散らばる。
そのうち足の踏み場が無くなると
つま先で小突いたり
足の傍でずらされたり
埃や抜け落ちた髪の毛と一緒に
部屋の隅に黒く溜まっていく。
本当は大事な大事な言葉なのに。
可哀想な言葉たち。
僕なんかにつままれて。
ごめんね。
実家に一瞬帰った
私たち兄弟はもう家を出て数年
一人一部屋設けられた一戸建ての家
もと私の部屋だった場所は今や母の部屋に変わってしまい
片付けられないまま置いてけぼりにされた私の私物は、いつのまにかほとんど何処かへ やられてしまった
捨てられたのか、仕舞われたのか
私がこの部屋にいた形跡は、
私の中にある記憶だけ
もう戻ってこなくてもよいな
向き合えない
向き合いたくないし
苦しいし
死にたい
けど死ねない
死んでいない
死ねていない
死ぬことにも向き合えない
どっちつかずで宙ぶらりん
というか、沈む
足を取られてだんだんと沈む
沈むことを受け入れて、素直に直立不動になれば良いものの、
変にもがいてジタバタするから
余計に息が上がって苦しむ
全部自分のせい
また頭と胃が痛む
帰り道
少し泣いた
情けなくて泣いた
自分が嫌いで泣いた
気持ちが悪くて泣いた
死にたくて泣いた
死ねていなくて泣いた
皆に
幸せになってほしいと
願って泣いた
どうしてもつらくなった時
君がどうしてもつらくなった時
僕は君のそばにいることを忘れないで
たとえ
違う国、違う星、違う次元にいたとしても
そばにいる
今も君のそばにいる
ずっと君のことをおもっているから
死にたくなったら死んでもいい
その時は
君のことをおもって泣くから
僕は
ひとり、
つらく苦しく
寒い夜を
君に過ごしてほしくない
それだけなんだ
僕のことは必要なくなったら忘れて
言われなくても多分忘れる
それでいいから
だから忘れないで
そばにいるよ
難しいかな
伝わるかな
上手く伝えられないけど
二十数年生きてきた中で
今が一番楽しいと思える反面
夜、散歩に出歩く頻度が高くなる
こんな大人になると思わなかった
こんな大人になるはずじゃなかった
もう大人かどうかも分からない
毎年思う
『今年こそは死んでやる』