どうでもいいこと

あなたにとってはどうでもいいこと。

企み

水だけがはられた大きな水槽を

 

意味なくライトが照らす

 

小さく波打つ水面が光を反射して

 

僕の脳味噌に静電気が走る

 

そこだけ昼間みたいに明るかった

 

いないサカナの事を考えながら帰路に着き

 

誰かの吐瀉物を大きく跨いで華麗に避ける

 

サカナは足元にいた

 

明日は魚を焼こう

 

塩で。

架空

彼女にオススメされたアイスを

コンビニで買ってひとりで食べた

 

『とぶように上手い』と言われていたが

とぶほどでは無かったし、

なんなら不味いとさえ思ってしまった

 

きっと僕たちは永遠に一緒に暮らせない

解す

悲しいことがあったって

 

嬉しいことがあったって

 

どこか別に意識はあって

 

全部全部忘れてしまう

 

ただ息をしているだけ

 

 

眠るように死にたい

 

あったかくして

お腹いっぱいで

君のことを想いながら

 

ただ死にたいだけなんだ