「優しいって言うな、むかつく
恋してくれるわけじゃないのに」
すごい言葉だな
自分なりにもがいて戦って
生き抜いてる時に
邪魔すんな
その出来事が僕にメリットを与えてくれるようには思えない
というか思いたくない
そうじゃなきゃ今までの僕を否定することになる
だから
邪魔しないでくれ
「優しいって言うな、むかつく
恋してくれるわけじゃないのに」
すごい言葉だな
自分なりにもがいて戦って
生き抜いてる時に
邪魔すんな
その出来事が僕にメリットを与えてくれるようには思えない
というか思いたくない
そうじゃなきゃ今までの僕を否定することになる
だから
邪魔しないでくれ
クソみたいに働いて
死にたいって思う暇もないぐらい生きてる自分がいて
ふとした時に怖くなった
何にも特別なことはないから
こうなるのは普通なんだろうけど
それでも怖くなった
平凡なりに生きていきたいけど
そうしたくない気持ちが邪魔して
自分で自分の足を引っ張ってる感覚がある
全部夢だったらいいのに
開けた窓から時折抜ける風が心地よくて
このまま死んでしまいたい
と、思った
嵐の過ぎる音が波の音みたいに
押し寄せて引いて水の中にのまれる
水に溶けて消える
僕は今、薄暗い海の中層部を漂ってる
夜が鳴る
午前0時30分の帰り道は
靴の裏にガムがついたみたいに
僕の足取りを重くする
耳ふさいだって変な笑い声が耳を突く
切る理由も伸ばす理由もない
中途半端の長さの髪の毛を
無理やり結んだお陰で
後ろの方がよく見える
甘い薬を吐きそうになった
無理やり喉の奥に押し込んだ
涙目になりながら
生きるために飲む薬は
甘くて苦くて吐きそうになるのに
涙目になるのに
それでも飲む
死にたいのに
死にたいのに飲む
耳をふさいだって耳元で囁く声が聞こえる
簡単なことさ 何もかも
熱したフライパンにそっと割り入れるだけ
油をひき忘れないようにね
それなのに僕はさ すぐ割っちゃうんだ
そのたびに寝ぐせのついた頭を落とすんだ
君のうしろを追っかけて 君の真似をしてみるけれど
ありえないぐらいに不器用すぎて また君に笑われちゃうね
割ったら出てくる本音の渦
今なら全部食べてあげられるから
僕にもういちど作っておくれよ
今度はちゃんと 味わうからさ
僕はもうひとりで起きられるよ
5分単位でかけた目覚ましを
止める君がいなくなったからね
君に裏面も見せればよかったのかな
コゲついたそれを見たら きっと君は減滅するさ
朝ごはんのいい匂いで目覚めることも
首や背中が痛くて目覚めることも
蒸発して音を立てて換気扇吸い込まれていった
割ったら出てくる本音の渦
今なら全部飲み込められるから
僕にもういちど作っておくれよ
今更言っても遅いよな
遅いよな
一つじゃフライパンが大きすぎて
せっかくだから割り入れた二つ目が
すべってくっついた
トーストに乗っけるには大きすぎて
はみでて無理して
すべってずり落ちた
割ったら出てくる本音の渦
今なら全部食べてあげられるから
僕にもういちど作っておくれよ
今度はちゃんと味わうからさ
割ったら出てくる本音の渦
今更言っても遅いんだけどさ
僕にもういちど作ってくれよ
今なら全部食べられるから
今度はちゃんと味わうからさ
ひとりになってるのは自分だ
そう言い聞かせないと寂しくて死んでしまいそうで
早く死にたい
私は私に守護呪文をかけてる
代わりはいくらでもいる
そう言い聞かせないと殺されちゃうから
死にたいのにまた
また