2021-12-24 戯言 今年は蝉の死骸を道端で見なかった 時々、何かのきっかけで死んだ人のことを思い出す 布団に寝かされたその人達は皆、いつか博物館で見た蝋人形のようで、数日前まで生きていたようには見えなかった 火葬場の空気、音、匂い スイッチを押す時の緊張 私が死んだら墓はいらない 出来ることなら適当に海に撒くなどして欲しい 私の将来の夢は 私の喪主をすることです。