どうでもいいこと

あなたにとってはどうでもいいこと。

まだ覚えていた思い出の話

地元に帰る高速バスの中で、高校の時のことを思い出した

 

くそ暑い夏なのに友達と海まで行ったこと

 

車の免許も持ってなくて、電車や汽車も通ってないから 移動手段は自転車しかなかった

 

 

坂道のきつい山道を三人で必死に自転車をこいだ

 

周りの木が開けた時、急に太陽の眩しい日差しが照りつけるのと同時に、目の前に大きくて青い海がみえたのを まだ覚えている

 

制服が汗で濡れるのを気にしながら自転車をこいだのを 覚えている

 

 

帰りの下り坂で友達が自転車ごとひっくり返ったのを思い出して、バスの中で笑ってしまった

 

何が可笑しかったって、あの時友達がひっくり返って大変だったのに、痛がる友達の横で大爆笑していた私が可笑しかったのだ

もう一人の友達は心配そうに見ていたが

 

 

 

楽しかった

まだ忘れていない

楽しかったことを思い出せて良かった

いつか忘れそう

きっと忘れてしまった楽しかった思い出は他に沢山ある

まだ覚えておきたい

死ぬまでとは言わないけど

もう少し

 

 

 

 

私以外の二人は今 仲が悪い

もしかしたらこの事を覚えているのは私だけかもしれない

忘れられた思い出は存在しないのと近い気がする

 

 

 

悲しい

今 君が何をしているのか私は知らない。

 

「同じ空の下」とか「空はひとつだから」とかよく言うけど、約160km先の空はきっと私が見ている空とは違う。

 

 

 

君の中に私は少しもいない

 

ほんのちょっとも。

 

私の中に君はいるかな

 

どうかな。

 

 

 

 

私はもう 君の知ってる私じゃない

 

違う

 

初めから君は私のことなんか知らなかったんだ

 

 

 

 

ごめんなさい

 

お元気で。

最高の瞬間

蒼井優が即席で作ったトウシューズで、バレエを踊るシーン

 

 

charaが夢を叶えて、多国籍の人達とステージの上で歌を披露するシーン

 

 

カリス・ファン・ハウテンが亡き戦友の父親と一緒に、復讐の相手の息が止まるのを道端で待つシーン

 

 

マイケル・J・フォックスが無事に過去から帰ってきて、寝起きの恋人と抱き合うシーン

 

 

堺雅人が妻の作った美味しくない唐揚げを思い出して、泣きながら美味しくない唐揚げを食べるシーン

 

 

マッツ・ミケルセンが危険にさらされた妻と子を逃すべく、自らが犠牲になるシーン

 

 

パトリック・スウェイジがダンスの最後に、パートナーを高く空中にリフトするシーン

 

 

ジョン・トラヴォルタがやっと自分の顔を取り戻して、愛する家族と再会するシーン

 

 

宮崎あおいが死んだ彼氏のギターを弾きながら、死んだ彼氏の作った歌を熱唱するシーン

 

 

 

 

どれも素敵なシーン

 

もっと素敵なシーンに出会いたい

 

昨日怪我したところがじりじり痛む

 

バイト先で皿洗い中にやったところ

勢い余って自分で自分をやったところ

右手の親指でちょうど関節のところ

関節で曲がるからちょうど傷が痛むところ

 

夜の11時にバイトが終わって歩いて家に帰って

それから風呂に入って寝た

 

風呂で水と石鹸がしみて痛かった

止まっていた血がまた滲んだ

 

 

 朝起きて傷口をみると表面が乾いていた

体液が乾いたんかな

表面がつやつやでキラキラだった

 

明るくなってようやく気付いたけど、

よく見たら色んなところを怪我していた

 

怪我とも呼ばないような表面の皮だけ切ったのもいくつかあった

 

いつやったのか覚えがない

 

 

知らない間に傷をつけて

知らない間に治っていくんだろうな

 

 

 

見えない傷も知らない間に治ってくれればいいのに

 

 

未だに自分でやった傷が痛む

じりじり痛む

 

 

見えない傷もじりじり痛む。

髪の毛

美容院に行くのも面倒臭くて 自分で切った髪の毛は、

案の定疎らに伸びて不恰好になってしまった

 

私が好きになる人は、だいたい長い髪の毛が好きで

その話を聞くたびに絶望する

 

髪の毛が短いって時点でもう減点

ましてや、顔が良いわけでもないから

もう到底勝ち目はない

 

 

伸ばしてみようかなって思うけど

 

暑さ と 鬱陶しさ と 似合わなさ とで

結局断念

 

 

 雑貨屋さんに並ぶキラキラした髪ゴムやヘアピンを見ると、少し気になって 必要もないのに値段を見たりする

 

 

 

髪の毛を切った後に、鏡では見えないような後頭部とかに手をやって 短くなったのを確認すると、

 

ああ またやった

 

っていつも思う

 

 

そんなことを繰り返すうちに、どうせ伸ばす勇気も気力もないんだろうなって自覚した

 

 

あの人もきっと長い髪の毛が好きなんだって考えながら、

次いつ髪の毛切ろうか予定を立てて、美容院の電話番号を書き留める

 

 

 

 

 

 

最後に髪の毛が長かったのは7歳の頃

 

 

 

私はひとりで髪の毛も結べない。

 

〇〇

絶対違うって分かっているのに、どこかで期待している自分がいる

 

 

勝手に盛り上がって

勝手に妄想して

勝手に調子に乗っている

 

それで勝手に勘違いだって気がついて

勝手に意気消沈

 

 

最初から分かっていたはずなのに

 

 

 

何度も繰り返し自分に言い聞かせるけど

もうどうしようもないんだ

 

 

 

気持ちが悪い

 

 

 

 

それでもやっぱり諦めきれない

 

 

 

 

 

 

 

明日は雨の予報らしい。