忘れた
何を忘れたのか忘れた
大丈夫
忘れたこともすぐ忘れるから
忘れた
何を忘れたのか忘れた
大丈夫
忘れたこともすぐ忘れるから
春の匂いがする
ぼくの嫌いな匂いがする
ついでに大嫌いなあいつを思い出す
いなくなったあいつ
もう死んでるかな
生きてるかな
まだ万引きでもしてんのかな
美人もてあましてんのかな
才能無駄にしてんのかな
君が教えてくれた音楽は
今更ぼくの胸に思いっきり傷跡残して
やめられないドラッグみたいに
ぼくを蝕んでんだよ
そんなこと知らないと思うけど
不倫、疫病、第一子誕生
そんなのどうでもよくて
ぼくは今ここで死にたい
それかみんな死ね
べつに優しくないよ
やさしくないよ
やさしくない
だからやさしくしないで
割りに合わないからさ
夜の匂いがする
懐かしい匂いがする
ついでに今日のことを思い出す
いつもと変わらない
もう十分かな
別に良いかな
それでも腹が減っちゃって
ダメだとわかっていながら
午前1時に湯を沸かす
君が教えてくれた言葉は
いまでも深くぼくの真実で現実で
かけられた呪いみたいに
ぼくを動かなくする
そんなこと知らなくてもいいけど
嫉妬、不安、独占欲
全部心地よくて
全部ぼくのものにしたまま
はやくぼく死ね
べつに嬉しくないよ
うれしくないよ
うれしくない
だから与えすぎないで
迷惑なんだよね
どうせ死ぬのにさ
死ぬのに荷物になるんだよね
邪魔になるんだよね
感性が死んでた
絵を見る僕の感性が。
悲しくなった
自分の力不足で散々だった
と自分では思っている
それでも来てくれる人がいて
初めて会う人でも声をかけてくれる人もいた
自分の本職がこちらではないから
必死や覚悟って言われるものが少ないと自覚があって、
そのせいで怠け癖が出てしまっているのも分かっている
このままではいけない
と感じているこちら側と
「良い」
と言ってくれるあちら側との
ズレが気持ち悪く
頭痛をさらにひどくする
雑音が私の頭痛の鎮静剤
大丈夫 都会の夜空は
とても 明るくて 迷うことはないから
思い切り羽を広げ
遠くまで飛べばいいさ
どこまでも行けばいいさ