2022-06-10 ニガツ 気がつけば朝5時を回ろうとしていた。 知らぬ間に気になっていた映画は公開終了していた。 季節が冬から春に変わろうとしているのを、 通りかかった花屋に並ぶ桜の枝で知った。 毎日少しずつ沈んだり浮いたりしながら ここまで生きながらえてしまった。 つらいとはっきり言えたら楽になるものなのか ぼやけた複数の輪郭に向けた言葉に 少しだけ涙が出た。