2021-04-20 蜻 小さなライブハウスの中では生気が充満していて ただそこにいるだけで窒息してしまいそうだった 分厚い二重扉を押せば寒さが優しく肌を撫でる 妙に明るいシャッター街で肺いっぱいに空気を取り込んだ わたしのいる場所はここじゃないって言われた気がした 逃げるように知らない道を知らないまま小走りで行く