どうでもいいこと

あなたにとってはどうでもいいこと。

半額セール

昨日の晩全然寝られなかったんだ

 

 

お腹痛くて

 

 

目の前がチカチカして

 

 

無気力で頭が全然働かなかった

 

 

やらなきゃいけないことも手につかなくて

 

 

毎日なんで生きてるんだろうって

考えても答えの出ない問いを自分に聞いて

 

 

「そんなの知らねーよ」

ってもう1人の自分が答えた

 

 

歯を磨くのもお風呂に入るのさえ面倒で

 

 

汗のかいた服のままで布団に入った

 

 

目をつぶっても目の前が真昼みたいに明るかった

 

 

 

遠くで救急車のサイレンの音がなっている

 

画面の奥で誰かが死んだ

私にはそんなこと関係なくて

私は今ここで死にたかった

 

 

 

 

頭の中を空っぽにしようとしたら

私の意識は呼吸することに向けられた

 

普段聞かない自分の息をする音が

とても不快で

息を止めたら当たり前に胸が苦しくなった

 

 

 

 

いつもと同じように

‘しにたい’ってSNSで呟こうと思った時、

 

「心配する人もいるってことを忘れんでほしい」

 

って言われたことを思い出して

‘しにたい’って文字を一文字一文字消した

 

 

‘しにたい’ことすら言えなくて

わけもわからず涙が出た

 

べつに悲しいことなんかひとつもないのに泣きながら、

「あー、明日  目が腫れるだろうな」なんて考えた

 

 

 

被害者みたいな顔してる自分に腹が立つ

孤独だなんて考えてる自分に死ねって言う

優しくなれない自分をぶつ

 

 

 

 

 

 

 

消えたくて消えたくて

頭から布団を被ったら

スマホの画面が数秒間光ったの

 

誰かがいいねしたって通知が来て

 

 

すぐ消えてしまったけど、

子供の頃に作った押入れの中の秘密基地や

或いは雷で一瞬夜の空が明るくなった感じがして

少しワクワクした

 

 

 

 

 

布団の中の酸素がだんだん無くなってきて

呼吸が苦しくなっていく

脳みそがなんとなく腐っていくのがわかった

 

 

このまま寝てしまったらいつか酸素がなくなって

知らないうちに死ねるだろうか

 

 

そんなことをふと思って目を瞑ったら

水中にいるみたいに外の音がぼやけて

知らないうちに眠りについた

 

 

 

 

 

残念ながら今日も生きている。

 

 

 

しにたいのに朝ごはんを食べた

 

矛盾しながら今日も生きている。