どうでもいいこと

あなたにとってはどうでもいいこと。

メモ

感情は

感じた瞬間から劣化する

別の媒体に移した瞬間から

違うものに変わる

 

 

何も言わずに海に入ることを選択した彼には

海に入る勇気など

死んだ友人に比べればとても小さいものだと思ったに違いない

 

死んでなんになる

自分が楽になりたいのか

友人が味わった苦を自分も感じるべきだと思ったのか

 

死んでなんになる

死んだ後のことなんて誰にも分からない

大切な人が死んだ後を生きる方がよっぽど地獄ではなかろうか

 

そんなこと、生ぬるい今世を生きる自分には想像つかない

アをる

中身の詰まった

“抜け殻”

 

背中の鮮やかなブルーが透けていて

大人になった姿をつい想像してしまった

 

もう未来なんてないのに

 

環境ばかり恨んでる自分との決定的な違いは

 

中身が詰まっているか

詰まっていないか

 

 

厚さ2ミリにまで押し潰されて死んだ

 

駅に繋がる地下道で座り込み眠る

 

自分を見ているようで腹が立ち気持ちが悪くなった

 

落ちて

溺れて

死ぬのは怖い

 

せめて土に返してやれば良かった

ヨメイリ

雨の音をききながら

思い出すのは嫌いなあのこ

転んで膝をすりむいて

血と雨混ざった あわい色

 

こつこつこつこつ 靴鳴らし

コンコン きつねが鳴いている

濡らした袖口ふりながら

誰かが歌をうたってる

 

かすんだ目の前 暗闇を

すーっと通る かげひとつ

忘れた頃に思い出した

隠した日記の カギの場所

 

手のひら ころころ転がして

きらりと 宙を舞う君の

笑った顔が可愛くて

前歯が 欲しくてたまらない

 

ちくたくちくたく 時は過ぎ

しくしく 涙は枯れていく

ちいさな体 揺らしながら

あのこが 歌をうたってる

 

こつこつこつこつ 靴ならし

コンコン きつねが鳴いている

もうすぐ雨がやむだろか

明日 天気になーれ

 

滑空

雨の音を聞きながら

思い出すのは嫌なことばかり

 

 

学校帰り、同い年の男の子の集団に

悪口を叫ばれたこと

 

 

好きな漫画家さんの絵を下手くそだと言われたこと

 

 

沢山人がいる中で、容姿が老けていると言われたこと

 

 

面倒くさいと話を遮られ置いて行かれたこと

 

 

 

きっと私だって今までそれ以上に酷いことをしている

 

 

でも思い出すのは自分がされた嫌なことばかり

 

 

嫌なことばかり思い出すのは

私が嫌らしい人だからですか

 

 

全部私が悪い

 

全部私が悪いんだ