午前0時30分の帰り道は
靴の裏にガムがついたみたいに
僕の足取りを重くする
耳ふさいだって変な笑い声が耳を突く
切る理由も伸ばす理由もない
中途半端の長さの髪の毛を
無理やり結んだお陰で
後ろの方がよく見える
甘い薬を吐きそうになった
無理やり喉の奥に押し込んだ
涙目になりながら
生きるために飲む薬は
甘くて苦くて吐きそうになるのに
涙目になるのに
それでも飲む
死にたいのに
死にたいのに飲む
耳をふさいだって耳元で囁く声が聞こえる