嘘をついた
小さな嘘だ
そのぐらい大したことない
と、思っていた
本当に小さな嘘
それなのに何時間たってもその嘘が頭に引っかかっている
罪悪感は時間が経つにつれてちょっとずつ大きくなっている
あの時、嘘をつかなければ
今頃気持ちよく寝ていたんだろう
小さな嘘は私が目を瞑るとさらに大きくなった
真っ暗なはずの目の前がチカチカ光った
首の後ろの方がじとじとする
明日も朝早いのにな
寝られない