どうでもいいこと

あなたにとってはどうでもいいこと。

サーモンとイクラは親子

自分が思っている以上に乾いてて、水を欲していたことに

 

サヨナラしたはずの君にまた会った時

 

気がついた

 

 

1日で2度迎えたこの感情は

 

熱せられた鍋の底で静かに沸騰していた

 

 

水ではなく

 

片栗粉でとろみをつけた白だしあんみたいな

 

 

大丈夫

 

10年後にはきっと君のことも

 

この感情のこともすっかり忘れている

 

だから安心して寝よう

真っ黒

栞を使わず本を読む

 

どこまで進んだか探りながら

ページをめくり、

読んだか読んでいないか分からないところから

また読みはじめる

 

行ったり来たりして

 

僕の日常との交差点を見つける

 

 

 

あの匂いを思い出して吐きそうになる

 

吐きそうになっていたのに

 

いつしか癖になってしまった

 

 

 

盲目だ

 

0時3分までの近道は

 

前髪から覗く右目が真っ直ぐ刺す方向にある

 

私はまだその意味を見つけられていない

マジで着火する5秒前

 

「優しいって言うな、むかつく

恋してくれるわけじゃないのに」

 

すごい言葉だな

 

 

自分なりにもがいて戦って

 

生き抜いてる時に

 

 

邪魔すんな

 

 

 

 

その出来事が僕にメリットを与えてくれるようには思えない

 

というか思いたくない

 

そうじゃなきゃ今までの僕を否定することになる

 

だから

 

邪魔しないでくれ

下駄にヒョウ柄

正直

 

正直すぎるひと、馬鹿だな

 

 

って思っちゃう

 

 

 

自分のくせに

 

自分のことコントロール出来てないひとも

馬鹿だな

 

 

って思っちゃう

 

 

 

 

 

救えない正直者は

その内世界から消される

クソみたいに働いて

死にたいって思う暇もないぐらい生きてる自分がいて

 

ふとした時に怖くなった

 

何にも特別なことはないから

こうなるのは普通なんだろうけど

 

それでも怖くなった

 

 

平凡なりに生きていきたいけど

そうしたくない気持ちが邪魔して

自分で自分の足を引っ張ってる感覚がある

 

 

全部夢だったらいいのに

あしめ

開けた窓から時折抜ける風が心地よくて

 

このまま死んでしまいたい

 

と、思った

 

 

嵐の過ぎる音が波の音みたいに

 

押し寄せて引いて水の中にのまれる

 

水に溶けて消える

 

 

僕は今、薄暗い海の中層部を漂ってる

 

 

 

夜が鳴る

どうでもいいこと

午前0時30分の帰り道は

靴の裏にガムがついたみたいに

僕の足取りを重くする

 

 

耳ふさいだって変な笑い声が耳を突く

 

 

切る理由も伸ばす理由もない

中途半端の長さの髪の毛を

無理やり結んだお陰で

後ろの方がよく見える

 

 

 

甘い薬を吐きそうになった

 

無理やり喉の奥に押し込んだ

 

涙目になりながら

 

 

 

生きるために飲む薬は

甘くて苦くて吐きそうになるのに

涙目になるのに

 

それでも飲む

 

 

死にたいのに

 

死にたいのに飲む

 

 

 

耳をふさいだって耳元で囁く声が聞こえる