どうでもいいこと

あなたにとってはどうでもいいこと。

自分はお姫様じゃない

あんなに嫌いって言って

 

あんなに腹立ててたのに

 

向こうも自分のこと悪口言ってたって

 

もう誰も信じられんって

 

 

 

 

 

 

 

 

 

言ってたのに

 

 

 

馬鹿なのかな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

毒林檎と分かっててがっつく奴等の気が知れん

 

自分を苦しめるだけだろ

 

 

 

私はそんなこと絶対したくない

シュガー

つい先月、初めて会った

 

 

アルバイト先の従業員さんで、別店舗から移動でこっちに来た人

 

 

 

 

とってもとっても目が綺麗

 

 

 

会うたびに

 

見るたびに 吸い込まれそうになる

 

 

 

 

大きくて光が当たるたびにキラキラ光る

 

宝石みたいな目

 

 

 

 

欲しい

 

手を伸ばしたい

 

触りたい

 

 

 

 

あまりにも綺麗なので

 

話をしながら

 

目が合わせられない

 

 

 

 

だから

こっそり目を盗んで見てる

 

 

出来ることならずっと見ていたい

 

 

 

欲しい

欲しい

その目が欲しい

 

 

 

 

とっても綺麗な目をしたあの人は

 

 

ちょっぴり口が悪い

 

 

 

あの人が汚い言葉を言うとドキッとする

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

羨ましい

 

 

触りたい

フィクション

“君はどう?”

 

荒っぽい彼女の字が僕に問いかけてくる。

 

 

手紙でやり取りするのは これで何回目だろうか。

彼女からの手紙が楽しみで、毎日何度も郵便受けを確認してしまう。

 

 

 

 

 

顔も知らない

 

会ったこともない

 

そんな彼女が、手紙の文字から生きていることを感じる。

 

お世辞にも綺麗とは言えないが、毎度毎度この生きた文字が 僕の胸を締め付けてくる。

 

稲穂色をしたインクで書かれた文字は、ところどころ かすれたり にじんだり  間違えたであろう部分は ぐりぐりとぬり潰されていたりと、彼女が手紙を書いていた時の空気を感じる。

 

 

 

 

 

 

僕が手紙を送ってから1ヶ月がたつ。

 

君からの手紙はまだ 来ない。

 

 

 

 

 

 

 

最近、君はどうですか?

 

とても忙しそうですね。

10円

朝早く起きて久しぶりに学校行って

 

充実した1日を過ごせたと思って

 

音楽聴きながら歩いて家まで帰ってたら

 

 

 

 

道端にかがんで

 

地面に落ちたコロッケみたいな揚げ物を

 

透明なプラスチックの容器に

 

手で拾ってるおじさんを見て

 

 

胸がきゅーってなるぐらい悲しくなった

 

 

なんか死にたくなっちゃった

下書き

“昔は”こんなことなかった。

 

“昔”というと、僕よりも何年も長く生きている人に笑われるかもしれない

 

だって僕はまだ 19年とちょうど9ヶ月しか生きていないのだから

 

 

僕にも昔、可愛いと思える時期があったのだ

 

誰よりもうまく絵がかけていると思っていたし、

 

誰よりもうまく歌も歌えた

 

勉強だって運動だってうまくやってこなしたし、

 

人との付き合い方だって上手だと思っていた

 

有名人にも歌手にも学校の先生にも小説家にもなれる

 

その気があれば世界だって動かせるんだとも思っていた

 

今考えると馬鹿みたいだ

 

いつのまにか大きくなって 現実がどうなのか見えてきた時

 

 

 

僕は小さくショックを受けた

 

 

 

 

 

 

なんとなく、気づいていたけど

 

 

 

今気づけて良かったと開き直る

 

それでも目を閉じると骨が軋む嫌な音が聞こえる

 

 

 

めでたし めでたし